あれも嫌いこれも好き
2008年2月16日 読書
新聞に連載されているエッセイが好きだという人が多いので何もわからずに図書館で借りました。
「お〜、なるほど」とか「うん、そうそう」と思いながら軽く楽しめる本でした。
感心した話題を2つ。
1つは、芥川龍之介の蜘蛛の糸に関して。
一週間よく考えて答えなさいと言われたわけではなく、生きるか死ぬかのとっさの判断だったので(って、死後ですが(^_^;)、自分だって下から這い上がって来る多くの人達に「一緒に助かりましょう」とは言えなかっただろう、と言うこと。
私もそう思います。
心底慈悲深い仏様がずいぶんと残酷な試みをなさるとのご意見になるほど、と思いました。
2つめは、誰もが自分の話を静かに聞いてくれる人を切望していると言うこと。
人の話(たとえば、子供の話すこと)が聞けないほど、いったい何が忙しいのかと仰ってます。恐ろしいことは、人の話の聴き方、聞いてもらい方がわからなくなって久しいのではないかと指摘されています。
全くその通りだと思います。
ISBN:402257559X 単行本 佐野 洋子 朝日新聞社 2000/10 ¥1,680
「お〜、なるほど」とか「うん、そうそう」と思いながら軽く楽しめる本でした。
感心した話題を2つ。
1つは、芥川龍之介の蜘蛛の糸に関して。
一週間よく考えて答えなさいと言われたわけではなく、生きるか死ぬかのとっさの判断だったので(って、死後ですが(^_^;)、自分だって下から這い上がって来る多くの人達に「一緒に助かりましょう」とは言えなかっただろう、と言うこと。
私もそう思います。
心底慈悲深い仏様がずいぶんと残酷な試みをなさるとのご意見になるほど、と思いました。
2つめは、誰もが自分の話を静かに聞いてくれる人を切望していると言うこと。
人の話(たとえば、子供の話すこと)が聞けないほど、いったい何が忙しいのかと仰ってます。恐ろしいことは、人の話の聴き方、聞いてもらい方がわからなくなって久しいのではないかと指摘されています。
全くその通りだと思います。
ISBN:402257559X 単行本 佐野 洋子 朝日新聞社 2000/10 ¥1,680
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